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@東北
4月 9, 2011, 12:44 pm
Filed under: shinsai

6日〜8日にかけて、宮城県の被災地を見てきました。
宮城大学の先生と学生の方に同行して頂きました。

南三陸町、歌津地区、石巻市を視察。
多くの場所は瓦礫が片付けられており、被災したままの状態を見ることのできる場所は限られておりました。

訪れてみて分かったことは、かなり多様な被災の仕方をしているということ。
リアス式海岸の入り組んだ地形のところに津波がくれば、波の高さは増し、海抜15mほどの場所にも被害がありました。
石巻市のように海に対して平行に開けている地域は、かなり広い範囲で被害がみられ、建物1階の高さの津波の被害を受け、半壊状態のまちが広がっていました。

まちが全壊し、更地と化してしまったところ。
まちが半壊状態で、片付けとヘドロの臭いにまみれて、なんとかそこで生活をしているところ。

かなり広域で被害を受け、それぞれの場所で被害状況が違う。
そこが阪神大震災と大きく異なる点であるし、復興を困難にしている要因なのだと感じました。

まずは今回の視察を生かし、現状把握をしっかりと行う。
それからどのように物流を流すか、経済的に復興するにはどのような建物を建てれば良いのか、今回の震災を受けてどういった配置の仮設をすればよいのか、どうすれば仮設建築を拡散できるか、、、
などなどストーリーをうまく作り繋げて提案しなければ、あの場所に建てられないだろうと思います。
再スタートの第一歩となる仮設建築を早く提供できるように、頑張ります。
なにができるか、まだまだ分かりませんが。

仮設建築の提案はちょくちょく目にします。
が、現地にも行かないでそんな提案の画を書いているようじゃ、何もできないと感じます。

できることを、できるだけ。


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